多くの方があまり関心を持っていない空港検疫なのだが・
自衛隊から民間に移管されてからの1か月間でそれまでの
4倍の131件もの陽性者を見つけている。 ほとんどの国
からの入国が制限されていて、一日にわずか20便しかない
中で、これだけの陽性者が見つかっている。 今後各国から
何万人もやってくるようになったときに、どうなるのかを考えて
みたい。 問題点はたくさんある。どれをとっても重要なことなのだ。
まず・・第一に、検査要員のキャパの問題である。現在のスタッフの
ままでは一日1000件のPCR検査が限度だろう。だとすると・・第2波
を持ち込んでくるだろうタイミングでは、このスタッフの倍以上の人数が
必要となってくる。民間と政府がどんな契約をしているのかが分からない
ので・・何とも言いようがない。 もし陽性者を見つけたら1件ごとに30万円
~50円を上積みしましょうとか・・だったら会社は増員もできるだろうが・・
そうでないとキャパは増せない。 日本を守る最前線基地だという認識が
政府にあるのかないのかが問われる重要な問題だ。
第2に、現在のままでは、PCR検査を受けた後、その人はそのまま立ち
去ることができる。 検査結果はスマホで連絡することになっているが、
連絡がつかないケースも多い。 陽性者がそのまま姿を消してしまうケース
がある。 この問題の解決方法を考えておかないと、何のためのPCR検査
だということになる。 第3は、こうした来日した人たち専用の収容施設を
確保しておくことだ。 重症者ベッドも千床は確保しておかなければ第2波
が防げないだろう。中国式の簡易病院でいいから、早く建設しておくことだ。
その準備がなければ・・日本はアウトだろう。 呑気な人たちに・・いまから
警鐘を鳴らしておきたい。 なにしろ、私は2月初めにすでに「この感染症は
世界に蔓延し、世界大恐慌に等しい経済危機を招くだろう」と予言?を書いた
のだから・・だれよりも早く…と言ってもよいほどに。だから、日本の水際作戦
に対しても、嫌な予感が当たらないことを願ってはいるが・・。