昨日、専門家会議は「会議のあるべき姿に関して政府向けの提案書を
まとめて提出し、政府はこの専門者会議を廃止する決定を下さした。
そもそも、専門者会議とか諮問委員会のメンバーが表面に立つという
こと自体が異例過ぎた。 いつも間にか、専門会議のメンバーがTV画面で
主役になっていたというのも異例だった。 なにが問題なのかというと、
本来は医療の面から専門者会議が集められているのだが、新型コロナウイ
ルス対策というのは経済面も政治面も含めた決定しなければならないもの
なのだ。 今回は専門会議が前に過ぎて責任の所在があいまいになって
しまった。 言い換えるならば、専門者会議が悪いのではなく、政府が責任の
所在をあいまいにしたくて、専門者会議を利用した形となっていた。
多くの有識者たちから、責任の所在についての議論が噴出していたのだった。
今後は、別の視野から有識者が集められるだろうがあくまでも、政府に対する
意見を述べる方になるだろう。 政府は責任を持って対策を取らねばならない
ということがこれからの対策では問われるだろう。
新型コロナ対策とは、総合的な判断が強く求められるものであって、専門者
会議に「丸投げ」するようなものであってはならないのだ。