中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

発症前では、PCR検査は確率3割??の謎

 アメリカの大学が、発症前のPCR検査の結果をまとめて論文発表した。

発症前では、わずかに3割の確率だったという。 しかし、発症前に他人に

(うつす力)が最も強いことも他の研究でわかっている。 それなのになぜ?

PCR検査ではキャッチできないのかが大きな課題である。

この件で大阪大病院の森井医師は「発症前にPCR検査をしても、患者を効率

よく見つけられない可能性が高い。無駄に終わるかもしれない検査が、税金や

保険料で賄われることは大きな問題だ」と指摘しているらしいが、 1回当たりの

検査費は1万3500~1万8000円だ。 中を取って1回平均1万5千円とすると

100万人を検査をしても・・150億円だ。 現在さまざまな無駄遣いよりもよほど

貢献度が高い。 あとは、検体の取り方の研究がより以上に大事だろうと思う。

先ずは・・「陰性」を信用しないことだ。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新型コロナウイルスの感染者が、発症する前日にPCR検査(遺伝子検査)を受けても、

「陽性(感染者)」と判定されたのは3人に1人にとどまるとの分析を、米ジョンズ・ホプ

キンズ大のチームがまとめた。

発症4日前では皆無だった。新型コロナは発症前でも感染力が強く、症状のない人も

広く検査すべきだとの声もあるが、PCR検査だけでは感染者の特定に非効率で、今後、

慎重論も出そうだ。

 チームは、欧米や韓国などで行われた7研究(患者数計1330人分)のPCR検査データ

を基に、発症前後で感染者を陽性と判定できるかどうかを分析した。

 その結果、発症4日前に陽性だったのは0%で、前日でも33%にとどまることが

分かった。発症日でも62%で、3人に1人は陽性と判定されなかった。陽性率が最も

高くなったのは発症3日目の80%で、それ以降は低くなった。

 理由について、ウイルス量の変化や検体の採取方法上の課題が考えられるという。

チームは「PCR検査だけに頼らず、医師の判断や濃厚接触の有無などを総合的に

検討することが重要ではないか」としている。