厚生労働省は新型コロナウイルスの感染を15分程度で診断できる
「抗原検査」の検査キットを13日付で薬事承認する。陽性者を迅速に
隔離できるようになる。
ただ、当面は検査を受ける窓口は従来のPCR検査と同じ施設のため、
効率的な検体採取体制の強化が不可欠だ。検査拡大に向けた本気度が
問われている。
抗原検査で陰性だからと安心はできない。PCRに比べて判定時間は
早いが精度が低くなる。抗原検査で「新型コロナではない証明」などには
ならない。
日本の検査体制の遅れは、世界最低でどうしようもない遅れだ。
厚労省と文科省の「壁」がネックになっていて、せっかく持っているPCRの
全自動機器が使えないからだ。
中国では、武漢に6人の集団感染があったために、今日から10日間で
1100万人のPCR検査を行うという。一日で100万件も検査ができるという、
その桁違いの数字に驚いてしまう。
英国でも一日10万件の検査ができるという。日本は1万件もできない現状
なのだから。
PCR検査を甘く考えている人もいる。検査数が少なくても問題ないと・・。
それは、認識不足だと言ってよいだろう。