PCR検査について、なによりも大きな問題点は、最初から準備がなかった
ことであり、新型コロナウイルスへの対応が遅れたのは、「症状のない人」が、
ウイルスを持ち運ぶ」ということを知らなかったことであった。
以下、いろんなことを箇条書きにしてみた。 腰痛のため、手抜きでごめんなさい。
都道府県が1日時点で確保した医療機関のベッド数を公表した。東京、
石川は80%以上が患者で埋まり、逼迫(ひっぱく)した状況となっている。
北海道、群馬、富山、大阪、兵庫、福岡の6道府県も使用率が50%を超えて
おり、余裕のない状況が続いている。
2、 安倍晋三首相は4月下旬の国会で、感染症指定医療機関のベッドを最大限動員し、
3万2000を超える数を確保したと説明。しかし全都道府県が確保できたのは計
約1万4000床で、半数以下にとどまることも判明した。
3、 厚労省は1日時点のベッド確保数と、4月28日時点の入院患者数を都道府県ごとに
まとめた。ベッドの使用率が最も高いのは東京で約92%。
軽症や症状がない人は自治体が用意したホテルや宿泊施設で療養する。
PCR検査について、それぞれが、その事情によって、全く違う考え方をしている
かもしれない。
※ 新型コロナウイルスの感染が疑われる症状に苦しんでいるにもかかわらず、
PCR検査を受けられないという不安や不満の声。
※ PCR検査を広く、多くすることで実態を把握しなければ、対策が遅れてしまう。
日本は感染症対策を最初から念頭に入れておかず、PCR検査については10年
前の提言を無視していることが問題。
※ 英国オックスフォード大の研究者らが公表している「Our World in Data」に
よると、人口1000人当たりの累計検査件数(5月6日時点)は日本は2・42件で、
イタリア(38・22件)や米国(23・52件)、韓国(12・54件)を大きく下回り、感染
抑止の「成功例」とされる台湾(2・77件)よりも少ない。検査数を少なくしているのは
ベッドの備えができていないからで、対策の不備なのだ。
※ PCR検査は、やる気さえあれば、日本の大学にある検査機を使えば一日で10万件も
可能だと山中教授も言っている。人材もあると。政府は、最初からやる気がないことが
明白になってきた。 備えができていなかったからだ。
※ 水際対策が重要と言いながら、空港での対策のひどさは、帰国者たちの報告や映像に
よって明らかになっている。 検疫力の弱さが浮き彫りになっている。
空港などでの検疫を強化しないと、今後の同じ轍を踏むことになる。
◆ PCR検査を「患者増加段階で重症者に限定」していた政府行動計画
PCR検査を絞る方針は、実は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく
行動計画で既に定まっていた。計画は①未発生期②海外発生期③国内発生
早期④国内感染期⑤小康期――の5段階を想定。③の国内発生早期での
PCR検査は「患者数が増加した段階で重症者などに限定する」としていた。
無症状の人が、ウイルスを運んでいると気が付かなったからだが、問題は
気がついた時点で、速やかに対策を変更しなかったことである。硬直化していて
柔軟性に乏しいというのが、いろんなところで目につく。
字数が多くなってしまいました・・また(5)をみてくださいね。