中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新型コロナ・最終的には世界で1千万人もの犠牲者??

 これまでは新型コロナウイルスの検査はPCR検査だけだった。

すでに皆さんがご存じのように、日本は医療崩壊が起こらないように

検査件数を抑制してきました。 陽性になった人を収容できなくなったら

医療崩壊ということになります。 当初は、陽性者はすべて入院させなければ

ならないという法律を順守していますかたか、高度医療ベッドの備えが少ない

日本では、あっという間に医療崩壊になってしまいます。 だから検査の抑制が

行なわれた。 ベッドの問題は、特例を連発して崩壊は起こりませんでしたが、

それは、あくまでも数字上の誤魔化しにすぎません。

 今日、大相撲の勝武士力士がコロナ感染して亡くなりましたが4日間も受け

入れてくれる病院がなかったことにも一因がなかったとは言えません。最近では

がん患者の医療が遅滞気味になっていて、がん患者たちやがんの可能性のある

人たちにとって、とても大きな問題なのです。 ですから、すでに「医療崩壊」は

起こっているというべきでしょう。 政府が感染症への備えができていなかった

ために起こった医療崩壊であって、医療側の責任ではありません。 

 今回の新型コロナへの対応の遅れがありながら、大きな感染拡大に至って

いないのは、対策が良かったからというより、他の要因があるのだろうと思います。

その要因は、今後いろんな角度から検証されるでしょう。 いちばん大きな問題は

検査体制の遅れです。 まず、検査体制のための予算が少なく過ぎて検査機器

も十分ではなかったし、検査のための人材配置も行えなかった。

 そのことは・・・いまは置いておきましょう。今日「抗原検査」が承認されましたが、

検査体制そのものは、これまでと全く変わらず、これまでPCR検査を行ってきた

場所でのみ、抗原検査を行うのです。 まもなく「抗体検査」も認可されると思います。

 医療の最前線の医師、看護師、コ・メディカルの人たちは、自己への感染の恐れの

なかで、患者を救うために頑張っています。 長くなりますので・・短く書きます。

 症状のある人たちの検査は、医療者たちに任せて、症状がない人たちの検査を

行政がやればよいのではと思います。 検査の二元性を採るべきです。

 新型コロナウイルスの特徴は「症状がなくても人にうつす」ことで。そこを絶たなけ

れば、本当の収束にはなりません。 中国は武漢市で1100万人すべてを検査する

と言っています。根絶やししなければ・・ということのようです。 日本の場合、本当は

どれだけの感染者がいるのかさえつかめていません。 検査体制を大きく二つに

分けて、もっと積極的に検査を進めるべきでしょう。 参考になるのは、中国や韓国のやり方の中にあると思います。

 現在は、世界で約30万人ほどの死者ですが、最終的には1千万人以上かもと、

いう専門家もいます。 やるべきことをやって、すっきりして東京五輪を迎えたいもの

です。 世界からも安心してもらえるようにすべきではないでしょうか。