英国で、コロナ禍のために乳がん患者が感染を恐れて検査の機会を
逃したために98万人が影響を受けているという報告がありました。
日本でも同じような ことが起こっているでしょう。乳がんだけではなく
多くのがん検査を受けられないままにステージが進行しているケースが
多いのではないでしょうか。
日本医師会の中川会長は、「がん、心臓、脳卒中など、いろんな病気の、通常の日本が誇る公的医療保険制度、国民皆保険が、国民の命と健康を守ってきた。しかしコロナ禍の中でその体制が崩れ始めているところもある」と。 また、中川会長は、新型コロナの感染力の強さは、インフルエンザに比べて驚異的であるとして、コロナに慣れないこと、気を緩めないでくださいと、市民に感染予防の徹底を呼びかけている。
新型コロナに感染した患者をめぐる医療だけが取り上げられるが、感染者治療のために、その他の病気の患者への医療がすでに崩壊しているのではないかと思えるのです。 早期発見がもっとも大切ながん患者が、検査
機会を失ってしまうような事態は異常だと思うのです。この10か月間、
そしてこれからも続くだろう新型コロナ感染症をおもえば、がんの疑いを
持つ人たちには早く検査をと呼び掛けたいのです。
GoTo企画などをやっているうちに、どれだけ多くの人たちが苦しんで
いるか・・・みんなで考えてみましょう。