これはちょっと悲しいニュースだ。
新型コロナウイルスではないかと12月30日に声を上げた医師が、
罰を受け、そのご自らも感染発症して亡くなった。武漢市中心医院の
眼科医、李文亮さん(33)だ。原因不明の肺炎について医師仲間の
グループチャット上でいち早く警鐘を鳴らしながら、公安当局に
「デマ」を流したとして摘発された。が、その後は開放されている。
この眼科医師の発言に注視していれば、これほどまでの感染拡大に
ならなかっただろう。武漢市から、500万人ものひとを武漢から
出て行かせてしまい、全土に広げることもなかった。なにごとも、
最初が肝心なのに・・・。 日本でも、「大したことはない」という
医療者が多く、私はその発言に「何かの間違い」を感じている。
致死率とかなどということよりも、社会に与える不安と、経済に与える
余波を考慮すべきだと思うからだ。大丈夫!!と言ったからとて「安心」
するわけじゃない。安心かどうかは、社会の人たちが決めることなのだ。
後は、正しい情報を提供することだ。