中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

生活習慣病の怖ろしさ(21)

 ここまで糖尿病やその予備軍の人たちに、糖尿病になら

ないための食事法などについて書いてきましたが、わかり

やすく言うと、なにを食べても血糖は上がります。ですから、

血糖が一気に上がらずにゆっくりと上がるものを食べれば

良いのです。 そのためには、胃においての消化に時間が

かかる食物繊維の多いものを食べることで一気に血糖値が

上がらず、健康にも良いというわけです。ですから、甘い

飲み物などは最も良くないという意味もお分かりいただける

かと思います。

 さて、いまの私には運動についてあれこれ言える立場では

ないのですが、運動について一緒に考えてみましょう。

 生活習慣として「運動」を取り入れている方はおられるで

しょうか。 私は運動を生活習慣に入れていなかったのです。

 あえて「運動」を習慣として入れる余裕がなかったとも

云えます。 若いころから生活に追い回されていましたから

一日の中に「習慣」として入れる余裕がありませんでした。

引退してオーストラリアに移住してからは、毎日1時間の散歩

を習慣としていたし、ゴルフも18ホールを自分でカートを

曳いて歩いていましたから、そこそこ運動になっていたかと

思えます。 帰国してからは、ほとんどが車での移動でしたし、

散歩するにも一歩家を出れば坂道で、下れば登らなくてはなら

ない厳しい場所でもある、最初の5年間ほどは頑張りましたが

それ以降は「運動」は日課の中に入れていませんでした。

 現在は、歩数計をつけて少しでもたくさん歩こうと頑張って

いますが、一日平均で言いますと僅か1500歩程度です。

まあ90歳という年齢ですから、こんなものかもと思います。

 ただ皆さん方にはぜひとも「生活習慣としての」運動をして

いただきたいと思います。

 時々見かけますが、中年を過ぎた方が急坂をランニングされて

います。有酸素運動にはなりますが、わたしは「寿命が縮むのに」

と思いながら見ています。過激な運動は寿命を縮めるだけです。

何よりも良いのは、歩くことです。両手を振って元気よく、最低

でも五千歩歩きましょう。時間にすると約半時間~40分ほど

でしょう。ランニングよりも効果的な健康法です。