多くの人が日常的に体調を崩す。 齢を増すごとにその日が増える。
70歳を超える頃から5年おきに頻度が高くなる。80歳を過ぎれば、なにが
起こるのか、自分でさえわからない。 そんな日々を生きている。
病気になれば医者にかかればよいかというと、高齢者にとって医者はみんな
若くて、高齢者の味わうような経験を持っている人が少ない。だから「齢のせい
ですね」などと、患者に向かって言う。 わたしなどは、医師に向かって、はっきり
と問う。「先生が、齢のせいですね・・と仰るのは、分からない、知らない・・という
意味ですか」と。医師は率直に「その通りです」と仰る。
普段は、そのような会話を医師とするのは1か月に一度というのが、高齢者の生活習慣だろう。
ところが(私は行かないが・・・)この時期は風邪を引きやすいということもあって、
高齢者が受診することが多いらしい。 「新型」を心配してくる人も多いらしい。
先日も書いたように、医師には「新型」を検査するキットを持っていないので
調べられるのはレントゲン検査ぐらいだ。 問題は、高熱があるかないかと
言うことに尽きる。 高熱がなければ医師もそれほどうろたえないが、高熱
がる患者の場合、処置に困る。 大概の場合は「風邪でしょう」ということで、
帰ってもらうことになりそうだ。 もし、医院から「新型」の患者がでれば、
2週間の閉鎖ということになり、医院としても死活問題になるからだ。
ここまで読んで下さった方は「内科」のことだろうと思われたに違いない。
もちろん、内科に行く人が多いだろうが、風邪症状の場合は耳鼻咽喉科に
行く人もある。 今の時期に、歯医者さんは・・ドキドキかもしれない。
ところが、感染しやすいのは、眼科さんなのだ。
中国湖北省武漢市で9日、「武漢市中心医院」の眼科医の男性が「新型」による
肺炎で死亡した。中国メディアが伝えた。同病院では、眼科医がウイルスに感染
して死亡するケースが相次いでいる。