住所を持たない人が台風の際に避難所に行って断られたという
ことから、住所があるかないかで決めるなんて・・という批判が
でています。 この場合は、断ったことが正しかったのかどうか
問題は残ると思いますが、けがをして病院へ行った場合などでは
そのけがの程度で順番が違ってきます。それを災害トリアージと
いいます。災害トリアージとは、一人でも多くの人を救うために
災害による負傷者の重症度と緊急性によって選別して治療の優先
度を決定する手法のことです。
これまでにも尼崎でのJR転覆事故の時などに適用されています。
大量の負傷者がいる中において、助かるかどうか分からない重傷者
1人に何時間も対応するよりも、助かる見込みの高い負傷者10人に
対応して、一人でも多くの命を救おうと言うものです。
今回話題になっている避難所で、まさかトリアージを適用したとは
思えないのですが。 命に順番があるという現実も辛いですね。