史上滅多にないほどの多雨が我が国を襲っている。
日本だけではなく、ドイツにも中国にも多雨による洪水が相次いでいる。
神戸にもかなリの雨が降った。
山を背負っている我が家は、多雨によって山崩れの発生がないとは言えない。防災ダムが作られているが、想定以上の雨が降ることもある。
その恐れがある場合に、高齢者等に対して早めの避難を勧告し、命令するのも行政当局として当然かもしれない。
ところがである。
今回の場合は、甲子園でもそうだったように、気象状況が読みにくかったという事情があるにしても、無責任な避難メールの多発だと思っている。
単に、責任逃れのメールとしか思えない。
何度も何度もメールが来る。スマホから大きな音が鳴る。
かと思えば、全ての勧告等解除のメールが来たあとに、また避難勧告が来たりする。
どうなっているのかと思う。避難勧告は不安にさせるだけで救いにならない。
いずれにしても、私たち夫婦の場合は避難できない。
避難所になっている小学校まで、急勾配の下り坂が、1キロほどある。
行けるわけがない。
万一のときの言い訳の為の勧告など要らない。
基本的に自分の身は自分で守るのが原則だ。
自分の身を守るために、普段から知恵を蓄え、用心を怠らない。
行政から、なんの連絡もなかったなどと文句を言う人が多くなっているが、自分の身を守る知恵ぐらい、普段から考えておけと言わねばなるまい。
台風だというと、風ばかりに心配する人が多いが、台風は雨の方が災害になる確率が高いことも知っておくべきだ。
台風を大風と思っている輩さえ多いようである。
身をも守るのに人の責任云々は言うまい。
それは、人災と呼べる場合だけだ。
新型コロナウィルスによる災害は人災もあり、無知によるものもある。