中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

天災から身を守る術があるのか?

 だれが言い始めた言葉か知らないが、「天災」とは言い得て妙だ。
このたびの大雨など、まさに天から降ってきた災難だった。 雨雲がどこを
通り過ぎるかによって運命まで分けられてしまうかのように思える天災だった。
 もし・・台風8号が発生していなかったら、梅雨前線の位置がもう少し南に下がって
いただろうし、もし・・そうならと言うことだが・・神戸はもっとひどい雨が降っていた
かもしれないし・・和歌山県などに大雨が降っていたかもしれない。 まさにあの
前線がどこを通って行ったのかで人々の運命にまで影響を与えたようなのだ。
 こういう風に考えると、人の運命なんていつ何が起こるか分からないという不安
と恐れを持ってしまう。
 今回は8つの都府県に「特別警報」が出された。数十年に一度という大雨が降る
と言う警報だった。 わが家のある地域にも「避難勧告」が出ていた。 しかし・・
どこに、どう避難すればよいのかも判断が難しいことだった。 私たちのような高齢
で、しかも色んな病気を持っている人は、みんな同じような気持ちだったとおもう。
 わたしなどは開き直って「なるようになれ」と思うほか選択肢がなかった。
 人生は自分の選択だけで生きて行けるわけではないが、できることなら・・無難に
いきたいものだ。 少しでも無難な方向を選べればと考えることは無駄ではない。
 過去に台風被害を受けた苦い経験もあって、天災からすこしでも避けられる道を
選んできたのだった。 若い人たちに提言するとすれば、低い地域に住まないこと、
崖の傍の造成地区の建売住宅を買わないこと。 住所の「字」をしっかり調べること。
「字(あざ)」には過去が書き込まれたようなものが多く、それを参考にすると天災
から身を守ることにもなる。
 買い易い価格の土地や家には、ここに書いたような条件のものが多い。人生の
中では難しい選択肢が何度もあらわれる。なにを、どう選ぶかによってその後の
人生を左右することも有り得る。 病気をした時には「医療の選択肢」という、切羽
つまった選択をしなければならないこともある。 私は、そのような選択の相談を
これまでにたくさん受けてきた。それぞれの・・人生に関わって生きている。