大雨による河川の決壊などをおそれて避難しようと
したが、避難所が満杯で入れなかった・・と言うニュース
をみていて驚いた。 雨の降る中を、やっとのことで避難所に
着いたら満杯ですから徒歩15分ほど先の別の避難所に行ってと
いわれて移動したが、その避難所も満杯だったという。
前にも書いたが、避難所まで行くだけでも大変だと思う。だから、
もう15分先の・・などと言われると辛かったろうと思う。
避難所では、雨の中を受け付け待ちの行列ができていたらしい。
解説者は、こんなことも言っていた。「避難勧告と言うのは、
避難所に行きなさいと言う意味ではないので、どこへでも自由に
避難してよいのです」と・・。どこへでも自由にって言われても、
どこに行けばいいのですか?と問いたい。 今後も大雨が降るかも
しれない。 大量の避難者がでるかもしれない。今回の雨が想定外
などと言われても困る。 もっときめ細かな対応と、平常時の説明
が必要なのではないかとおもうのだが。 これからは、地方行政の
責任者はふんぞり返っていてはいけない。どこまで、日ごろから住民の
ことを真剣に考えているかどうかが問われるだろう。 そういう意味では
何処だったか?・・消防団長が、とっさの判断で半鐘を打ち鳴らして住民に
知らせたことで命が助かったというニュースがあった。
ずいぶん前、豪州・パースで社会福祉法人「サポートネット・虹の会」
を作った時、「とっさのときに」とい小冊子を作ったことがあった。
とっさの時にどう判断し、どう行動するかが大事だ。指示をする立場の
人たちは、日常的にその訓練をしていなければ「とっさ」の判断ができない。
行政府で災害時に何らかの支持をする立場にある人の訓練強化を願いたい。