中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

野球が変わりつつある(2)勝利投手の権利

 野球というゲームのあり方は、長い歴史の中で一応の形を
つくってきた。
 しかし、最近になって、そんなのあり??というケースがしばしば
見られるようになってきた。
 野球の形式?が変わってきたのかと思わせるきっかけを作って
いるのはメジャー野球の「タンパベイ・レイズ球団だ。
 球団の選手全員の報酬はレッドソックスヤンキースの5分の1
程度と低いが、成績はなかなかのものだ。 昨年の場合だと、先発
投手が一人しかいなかった。(今年は二人に増えている)
だから、1イニングとか、2イニングとかの継投でしのぎながら勝を
拾っていく。  このやりかたが、他チームにも影響を与えて、レイズ
ほどではないにしろ、レイズと似た方法をとる球団が増えてきた。
こういう場合、先発する投手に勝利投手の権利が得られないから、
選手達は嫌がるとおもうのだが・・メジャーの選手達には割り切りが
あるのだろうか??   先発投手は5回を投げ切った時に得点が相手
チームを上回っていて、その後に逆転されなければ勝利投手となれる。
だから、1回から1イニングやら2イニング投げても勝利投手には
なれない。
 日本ハムも同じようなことをやろうとしているが、先発を託される投手は
「勝ち星がつかないって・・」と、最初は二の足を踏んだらしい。
投手としての生涯の成績を言う時に「何勝何敗」とか「ホールド数」とか
「セーブ数」などの数字が気になる大事なものなのだが、レイズのような
やりかたの場合、最初の数人には勝ち星はないことになるし、ホールドも
セーブもつかないことだってある。
 レイズはこのほかにも大胆なことをやっている。野球はずぶの素人だが、
分析では凄いという人を「分析コーチ」として導入し、選手にアドバイスを与え、
選手達もそれを受け入れて、大成功しているのだ。
 日本のプロ野球で、野球をやったこともないコーチにアドバイスされて素直に
受け入れられる選手がいるのだろうか?? コーチのアドバイスは、投球法であり、
打撃法であり、守備方であったり、走塁であったり、一人の分析コーチが助言を
しているのだから驚く。 
 近い将来、メジャー球団のすべてに分析コーチが誕生しそうな感じなのだ。