今年のドラフト会議を総括しておきたい。
ドラフト会議と言えば、これまでは各球団とも先発投手で完投も可能な選手を
第一指名してきたものだ。 ところが今年は野手を指名した球団が多かった。
投手をもっと補充しなくていいの?・・・と思わせる指名だった。 これには
わけがある。 各球団とも投手が余るほどいるわけじゃない。 投手については
メジャー野球が今年大きな転換期を迎えていた。
レイズなんて、先発完投タイプのピッチャーは一人しかいなかったのに、防御率
が良い。 極端な起用法で先発から1イニングづつ投手を代えていた試合が多かった。
他の球団でも、スターター的な投手起用が多く、これまでの先発、中継ぎ、押えと
いうパターンが少なくなりつつある。
要は、1イニングを任せられる投手を数多く持っている方が良いというスタイルに
変わりつつある。 メジャー野球を常に観ておられる方は、このような傾向をご存じ
でしょう。 タイプの違う、コントロールの良い投手を数揃えることが出来れば良い。
先発を5人揃えるなんてことをしなくてもよいということだ。 何事もメジャーに
倣って行く日本のプロ野球界も同じスタイルに変わっていくのだろうと思う。
もう一つ言えることは、いろんなポジションを守れる選手できれば走攻守そろった
選手が欲しいと言った流れの中にある。 よく野球を理解している選手、ポジションが
変わっても守れる選手。走れる選手。 言うならば大谷選手ほどではなくとも、いろいろ
こなせる選手が欲しいのだ。
練習をしてほしい。ユーティリティー選手をめざせ!!