毎年ドラフト会議をなんとなく楽しみにしている。
そして、指名された選手、されなかった選手のそれぞれのことを思う。
指名されるの嬉しいことに違いない。 認められたという気分がするだろうから。
指名されなかった選手は、認められなかったのかと、いつも不思議に思う。
今年の場合、指名されるだろうと思われていたにも関わらず、指名され
なかった有力選手が30名程度いた。
彼らがどうして指名されなかったのか知らないが、それでよかったの?と
球団の人たちに聞いてみたい気がする。
ドラフトに指名されながら、数年間でプロの世界から消えていく選手の
多いことが気になる。
なんでやねん?と訊いてみたい。
本人の努力が足りなかったのか、選んだ時点で間違えていたのか。
阪神の大竹投手の例を見ても、選手がどこかで大きく成長することもある。
千賀は養成から上がってきて、今やレッドソックスのエースになっている。
選手の能力を見抜くのは容易ではないだろうけど、指名するほうの能力が
正しいとは言えないとも思う。スカウトたちの能力も問題だと思う。
日本の場合、ゼネラルマネージャーがほとんど存在しないし、役割も
定かではなさそうだ。
監督にできることが、現場で指揮を執ることだけ。GMがいて、能力を
発揮すればチームが変わることもあるのは、メジャーで実証済みだ。
一流の選手になれれば、それで食っていける。しかし、30歳未満で
放り出された選手は、その後の人生をどうして生きていくのか。野球馬鹿
では、どの社会でも役に立たないだろう。 野球一筋に賭けながら指名漏れ
した選手たちは、幸運だったかもしれないひともいるだろう。
人生の岐路に立って、どの道を選ぶのがよいのかは、自己の判断で決まる。
素晴らしい人生を、自分の力で作ってほしい。