問い合わせが相次ぐなど白血病患者全体へ支援の輪が広がっているようだ。
私は28年ほど前に書いた「教育の原点を求めて」(廃刊)本の中で白血病の
ことを書いたことがあるので、当時の治療法だけは知っているが、現在の最新
治療については多くを知らない。
34年ほど前、NHK神戸のディレクターさんが、私の経営する高校を広く
電波に乗せてくださったことがある。いきさつは本に書いたが、彼の熱心な姿勢に
生徒たちが感動して撮影を認めたといういきさつがあった。 そのディレクター氏
なのだが、自分に合うタイプの骨髄の人を見つけることがとても困難なのだ。
現在は、骨髄バンクが出来ていてドナー登録する人も増えているが当時はなかった。
34年前、私は生徒たちに協力を願ってみたところ、俺も、僕も・・と言う感じで志願者
が50名以上出てきた。 結局は、骨髄は若い人のもの程よいのだが・・・高校生
からの採取は見合わせたいということで取りやめとなった。
(現在なら可能なのかもしれないが・・)
彼の場合、幸いにも適合者が見つかり、骨髄移植が成功して一命を取り留めた。
親しくさせていただいていた甲南病院の病理部長さんが白血病の再発で亡くなって
からまだ数年しか経っていない。 とても料理上手でおうちにご招待していただいた
こともある。 素晴らしい人だっただけに惜しい。
今日の(がんサロン)で、池江さんの病気を語り合った。出席者には同じ病気の
リンパ腫の4期でがんが見つかった人もいるが、彼女は寛かいの状態である。
寛かいとは、がんの場合に使う言葉だが、全治とほぼ同意義でもある。