中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

昆虫食が欧米でかなりの人気に

 最近の子供たちは昆虫をみても怖がる子が多いようだ。
多分、母親の影響かとも思えるのだが、なにを見てもゴキブリの
ように思うのだろうか。 もちろん中には昆虫好きの子供もる。
 私たちの年代の子供時代では昆虫をみて恐れるような子供は
稀だった。 夏になると大きな池の堤の草むらにキリギリス、バッタ、
カミキリなどなど・・いろんな昆虫がいたものだ。 秋になると鈴虫や
コオロギの啼き声が耳を楽しませてくれたのだった。
 最近、ヨーロッパでは「昆虫食」が注目されているようだ。昆虫には
肉に劣らないタンパク質が豊富だという。 もしアフリカの人たちが、
欧米人と同じように肉食になったら・・肉が手に入らなくなる時代が来る。
 牛を飼育するための水や飼料の価格や手間に比べて昆虫の飼育は
格段に安いらしい。 
 昆虫(甲虫類)の幼虫をフリーズドライしたものをサラダなどに振りか
けて食べるとナッツ類のような味で美味しいとか。 国連が昆虫食の
有効性を報告したことが契機となって現在では欧州で100以上の
企業が昆虫食に携わっているらしい。
  昆虫食がブームになれば食肉業界に影響がでるといわれ、食肉
業界が「昆虫食」の規制緩和に反対しているらしい。
 フリーズドライ状では昆虫の姿が見える。規制が緩和されれば粉末
にすることもできて消費も伸びるのだが・・。 食肉業界の反発が強い。
 私の子供の頃は食糧難時代だった。 米も配給制だった。ヤミ米
買って食べないと生きていられないという時代。 ヤミ米を買うことを正しく
ないと思った裁判官の人が栄養失調で亡くなったというニュースが広がった
時代だった。 そのころ・・イナゴには栄養があるので食べるといいらしいと
言われていた。(当時は農薬などが使用されていない時代で米が実る時期の
田んぼにはイナゴがたくさんいた)
 祖父が試してみようと言うのでイナゴを10匹ほど捕まえて焼いて食べたが
だれも美味いとは言わず、それっきりになった。
 いまも昆虫を食べようかと言われても・・うんとは言わないだろうな。