「ハイル・トランプ! ハイル・アワー・ピープル!
ハイル・ビクトリー!」
そう叫んだのは、リチャード・バートランド・スペンサー。
1978年生まれの白人男性で、白人だけの国をつくる
「平和的な民族浄化」運動を行っている。
最近は、活動拠点をワシントンに移し、議員への道を
目指しているらしい。
「白人であることは、努力家であり、戦士であり、
探検者であり、征服者であることだ。我々は、築き、
生産し、繁栄する」
「アメリカの人種問題は大きな嘘である。我々は他の
人種を搾取しない。
やつらの存在から何かを得ているわけではない。
やつらは我々を必要としているのだ。逆ではない」
彼が、白人を「我々」と代弁し、有色人種を「やつら」と
こき下ろすと、拍手と喝采で包まれる。
「太陽の子どもとして、我々の血管に流れる血の中にこそ、
偉大さを発揮するポテンシャルがあるのだ。これこそが
我々に与えられた、かん難なのだ」
白人を「太陽の子ども」呼び、優越性を説く。
「我々は圧倒するのだ。全てを圧倒するのだ。
それこそが我々にとって、自然で、標準の状態だからだ」
白人こそが勝者となると宣言すると、拍手と歓声に包まれた。
「アメリカは前の世代まで、白人の国だった。我々自身と
その子孫のために設計された。これは我々が創造したものだ。
我々が継ぐものだ。我々のものだ」
会場は、スタンディングオベーションとなった。
以上は4300万回以上もユーチューブで再生されたものの
要約である。