中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

戦争とは・・こんなにも怖ろしい

 昨夜(9月6日土曜日)NHK・BS1で放送された
 「BS特別版 『狂気の戦場 プリリュー』をご覧になった
 方がおありだろうか。
 私は、大阪空襲などを身をもって体験したが、本物の戦場の
 ことはニュースとか映画でしか知らない。たぶんほとんどの
 方も同じだろうと思う。
 まして若い人たちは、戦争のことすら知らないだろうし。
 『狂気の戦場 ペリリュー』は、アメリカがフイリッピンの日本軍
 攻略のための戦略地として、日本軍が守っていたぺりリュー島を
 攻撃した記録である。
 アメリ海兵隊の司令官は、この島を「3日間で制圧する」と言い、
 アメリカのプロパガンダ(政府に都合の良い情報を流すこと)映画に
 仕上げるために多くのカメラマンを動員し「すべてを記録するように」
 と命令する。
 3日間のつもりの戦いが77日間も続くことになるのだが、双方に
 甚大な損害がでる。
 この記録はプロパガンダ映画にまとめられ上映され、アメリカでの
 国威掲揚に役立ったが、実は撮影されたフイルムのすべてがアメリ
 国務省に残されていたことが発見された。
 今回のBS特別版は、これまで隠されていたフイルムを明らかにした
 ものだった。
 すさまじく、恐ろしく、戦争とは人間性まで奪ってしまうものだという
 ことが如実に撮影されている。この映像の続きが沖縄戦だったことを
 思うと、沖縄の皆さんのご苦労を胸が痛くなるほど感じる。
 この番組が再放送され、国民の多くの方たちに観ていただきたいものだ。