中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

やはり、大学病院は「研究機関」だった。

 昨日(6月13日)のNHK朝ドラ「梅ちゃん先生」の名はのセリフに、
「ここは大学病院だから、患者さんもそれを承知で来て下さっているだろう」
的な言葉あった。多くの人たちは、何気なく聞き逃したと思われるが、
私は、胸に突き刺さる思いで聞いた。
 この2カ月間で3度、患者がインフォームドコンセントを受けるのに立ち会った。
そのたびに、主治医の説明のまずさ、がん知識の少なさに唖然とさせられた。
そして、とにかく手術ありきの患者誘導。その挙句、回復してすぐに閉じる羽目に
なった。
 インフォームドコンセントの時から、何度も私は「このケースは、白だから
手術をというのは間違いで、ほとんど黒に近いグレーではないか」と医師に
指摘してきたが、彼らは気がつかなかったのか、研究(経験)したかったのか、
「グレーですが白に近いので、手術を・・・」と患者を誘導してしまった。
 腹に6か所穴をあけられての腹腔鏡検査もまったく意味がなかった。
そして開腹手術も、開けただけで転移が分かったので閉じた・・と。
 事前に膵臓癌のT2N0M0だという説明は、結果とは大きく違うことと
なった。誤診だとは言わないが、医師の「がん知らず」だと私は思っている。
 詳しく書くと、良いのだが、個人情報ということもあり、これ以上は控えよう。
 大学病院というところは、研究者のためにあるので、患者のために存在
しているのではないのだと、強く感じた次第である。