中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

第2の人生(4)

 とにかくにも、第2の人生を文字通り「第2の人生」にするためには、
何がの線引きが必要ではないかと思う。退職したから第2の人生という
のではなく、第2の人生に何をやるかということを決めているかどうか、
これは大きな問題だ。
 第2の人生を「遊んで暮らす」と決めている人は多い。しかし退職後の
時間をすべて遊んで暮らすなどということは、人生を無駄にしているように、
私には思える。しかし、事実「遊んで暮らす」ことに熱心な人たちが多いことも
事実なのだ。人生設計をどのようにするかは、人それぞれであって、勝手
でしょう?と言われればそれまでだ。
 ただ、私にはそれができない。これを貧乏性というのだろうか。もちろん
金稼ぎをやったわけではなく、かなり遊ぶこともやったが、遊ぶことが主題
ではなく、時間の合間に遊んだだけだった。
 カナダ、豪州15年間の移住生活に終止符を打って帰国する時に妻が
私に言った言葉がある。「今度帰国したら、もう何もしないでね。」と。
この言葉はすべてを言い表している。「もう何もしないよ」と答えたのに、
帰国後は、もっと忙しくなってしまった。妻はもうあきれているが、これは
性分というやつで仕方がないだろう。
 「50歳からは人のために生きる」という目的があり、私はそのためにこそ
生きているし、生かされていると思っている。