私は、これまでも経験とか読書の大切さについて口を酸っぱくして
書いてきました。
経験論者と言うようなものであはありません。経験至上主義なんて
堅苦しいことも考えていません。
経験の少ない人にとっては、経験云々と言う言い方はあまり好まれ
ないだろうとも思っています。
しかし、経験と言うものはすごいものです。それはやはり経験を重ねて
いただくしか理解していただけないだろうと思います。
何事も経験したこともないものを、どんなに推し量って考えてみた
ところで、分かるはずはありません。
今回の津波に飲まれた人たちの経験は、映像から推し量ってみても
その時の心の襞が理解できるものではありません。
読書もそうですね。
読書なんてとか、本から得られる知識なんて・・というバカな人も
いますが、どんなすごい知識人も本を読んで知識を得ているのです。
こんな喩え話がどうでしょうか。
戦争について。誰もが戦争反対とか、戦争を起こした日本はバカだと
かいいます。でも、どうして戦争を起こしたのだろうか。当時の歴史
をしっかり勉強しないと理解できません。近代史の本だけでも200冊
ぐらいは読まないと分からないかもしれません。
重みがありません。
知ってから書くと言うのと、知らないのに書くのとでは違います。
最近のブログを見ているとネットサーフインで得た、得体の知れない
情報を集めて書いている人が多いようです。原発問題などでは
特にその傾向が強いのではないでしょうか。
そのような人たちが、一年間づつ首相の首をすげ替える国にしてし
まったのではないでしょうか。
ここで言いたいことはただ一つ、もっと基本的な勉強をしましょう。
軽い論評に流されないようにしましょう。
世界は、ものすごく奥深く絡み合ったものなのです。その奥深い
ところを読み解かなければ何も見えてきません。
せめて・・・・NHKBS放送でやっているニュースワールドを見て下さい。朝の5時から9時まであります。世界のことを知るために最低限
必要な番組です。そんなのを観たこともない?だったら、世界の
ことを何にもご存じないはずなのです。
こんなことを書くのも、今日が最後です。
次回からは、のんきなことしか書きません。
私の友人たちからは「お前の論評を楽しみに待っている」と言って
下さるのですが、やはり書かないでおきましょう。
世間の、ちょっとしたスケッチを書き続けようと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。