最近ワイルドカードについて書いていますが、ご存知ない方もおられると思いますので解説を書いておきます。
✤2021年まではアメリカン・リーグとナショナル.リーグの(東地区)(中地区)(西地区)に分かれている、それぞれ5チームの゙中の優勝チームと、地区優勝出来なかったチームの中で勝率の高い2チームを(ワイルドカード)として、両リーグそれぞれ5チームのチームでポストシーズンを争って来ました。
ところが昨年からは改正され、地区優勝出来なかったチームの中で、勝率3位までのチームがワイルドカードとされ、両リーグとも6チームずつでポストシーズンが争われることになりました。
✤因みに昨年の
ア・リーグは、東地区優勝のヤンキース、中地区優勝のガーディアンズ、西地区優勝のアストロズ。勝率の高い順に、第1シードアストロズ(654)、第2シードヤンキース(611)、第3シードガーディアンズ(568)、次いで第4シードに(568)のブルージェイズ、(556)のマリナーズが第5シード、(531)のレイズが第6シードでした。
ナショナル.リーグも同じように6チームが決まります。
✤ポストシーズンの組み合わせは、
第6シード🆚第3シード。第4シード🆚第5シードです。
去年の場合は、
ワイルドカードで、ガーディアンズがレイズに勝ってヤンキースと戦うことに。
マリナーズがブルージェイズに勝ってアストロズと戦いました。ワイルドカードは3戦勝負です。
次の地区シリーズになると5戦勝負に。
去年はアストロズとマリナーズが戦いアストロズが三連勝し、ヤンキースとガーディアンズが戦い、ヤンキースが3勝2敗。
リーグ優勝決定シリーズ(7戦勝負)で、アストロズがヤンキースに4連勝してリーグ優勝を果たしました。
ワイルドカードが始まったのは両リーグ同日で、
10/8でしたが、リーグ優勝が決まったのは、
両リーグとも10月24日でした。
日本のプロ野球と違うのは、
この時点まで「リーグ優勝」が決まらないという点ですね。
10月29日から「ワールドシリーズ」が始まり
ナ・リーグ優勝のフィリーズとア・リーグ優勝のアストロズが戦い、4勝2敗でアストロズが
ワールドチャンピオンに輝きました。
✤去年の場合は、ナ・リーグの第6シードだったフィリーズがリーグ優勝を勝ち取り、ワールドシリーズに駒を進めたことでしょう。
ワイルドカードも馬鹿にならないということを証明してくれてもました。
大谷選手は「ポストシーズンに出場したい」という念願を持っていますが、メジャーの選手ならだれもが持つ夢だそうです。
因みにナ・リーグは、東地区はブレーブス、中地区はカージナルス、西地区はドジャースが地区優勝。
ダルビッシュのパドレスはリーグ優勝決定シリーズまで行ったのですがフィリーズに負けてしまったのでした。
さて、今年はどのチームが地区優勝し、どのチームがワイルドカードを掴むでしょう。
これからがとても面白いのですよ。
楽しみましょう。