「背に腹は代えられない」
なかなか含蓄のある言葉なので、軽々に遣わないほうがいいかとも思います。
事態が切迫すると、肝心なものを守るために、相当な犠牲を払うのもやむを得ない。
不本意でも他に選択肢がないことを強く強く示唆した言葉だと思います。
中国には、(いつも阿弥陀様を大事にしているが、竈に薪がなくなれば阿弥陀さんを燃やすのも仕方がない)というのがあります。
ちょっと軽い感じがしますね。
日本の場合、背と腹が例えに出ているのも不思議なぐらいです。
背中を切られても腹は守るということでしょうが、この言葉の解釈や用法はかなり深刻に扱っています。
やはり、危機に即しての判断、選択肢でしょうね。