中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

あんなこともあった(16)

「家電.三種の神器」その2

誰でも(馬の鼻に人参)には弱いのでしょうが、私も弱かった。

どうも三種の神器など言われると、喉から手が出るほどに欲しくなる。

23歳で結婚してから肝臓病を患い、貧乏していたが、家は大きな塀に囲まれた街中の家を借りていた。当時の妻はかなり専門的な洋裁師とも言えたので注文をいっぱい抱えていた。

(大阪の伊東洋裁学苑の優等生で、伊東先生にも将来を嘱望されていたほどだった。)

私は病中にありながら学んだ簿記と経理学を活かして、商店などの帳簿監理、決算、申告などを行っていた。

懐具合は良くない。

それなのに、皇太子殿下のご成婚のパレード観たさに、電化店からテレビを買ってしまった。

ご成婚の日は、ご近所の人達も我が家にやってきた。

1958年は、東京タワーが完成し(電波塔の役割をした)、皇太子のご成婚式があって、全国的にテレビが急速に拡がったものだ。

私の24歳(未満)のときでした。

TVといえば、それより4年前に東京で放送が開始され、学校の先輩に近所の富農家に連れて行ってもらって、力道山のプロレスを何度か堪能したことがあります。

大阪でTVの放送が始まったのは、多分翌年だったのではないでしょうか。