中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

映画「戦争と平和」を観て

トルストイの「戦争と平和」は、本も読んだし映画は何回も観たが、たまたま先日NHKが放送したものを録画して、じっくりと味わった。

名作は何度みても素晴らしいですね。

1812年だったか、フランスのナポレオン大統領がヨーロッパ各国に英国との貿易を禁止した。

ロシアがそれに従わなかったので五十万の大軍を率いてロシアを攻撃し、首都モスクワを占領したが、ロシア軍は逃げて戦わず、ゲリラ戦で疲れ、大寒波がやってきて凌げずに撤退したのですが、それ以来、シベリアからの厳しい寒波のことを「冬将軍」というようになりました。

ナポレオンはこれを期に衰退の一途を辿りますが、映画を観ていると、ロシアが今のウクライナの立場であることに思い当たリました。

その後にロシアの東への勢力拡大に伴い、ついに日露戦争(1904年)に至りましたが、フランスのナポレオンがロシア侵攻をしていなかったら、ロシアの東への勢力拡大志向にならなかったかも知れず、歴史は様々な要素が絡み合って展開していくのだと思いました。