今日の言葉は
「ご褒美大好き」です。
いいですね。
ご褒美を頂いて嬉しくない人はいないでしょうね。
私は、子供の頃には、ご褒美に余り縁がなかったように思います。記憶にないですから。
青年期もひたすら生きるのが精一杯で、ご褒美を頂いた思い出がありません。
このように書いて来て、ご褒美って何?って思ってしまう。
43歳のとき、今の東京TVが京都、大阪、神戸などのTV局と結んでのネットワーク放送でのワイドショー番組「は~い2時です」という番組の司会者に選ばれたことがありました。
芸能界とは縁のないことでもあり、突然の事で嬉しそうにしていない私にプロヂューサーは「スポンサーが何億円出しても司会者にはなれないんでよ、もっと喜んでください。あなたがこれまでやってきた事へのご褒美みたいなものですから」と言われた。
なんの事かわからないまま、お引き受けしたが、周囲の誰にも漏らさなかっった。
ひょっとして?どっきりカメラかもと思ったからだった。半年後、番組が始まる一週間前になって、本当だったのだと確信できた。
もう一つご褒美をもらった。
外務省から連絡が有り、皇居内の御所にて両陛下からお招きがある。平常着で良い、明日の朝、車でホテルまで迎えに行くと。
前夜に突然の通知だった。迎えに来た車の中で、今日は両陛下から、握手を賜る、日本人には握手をしないと決められているが、今日の場合は、豪州の日本人代表として迎えられるので、そのつもりでいて下さいと。
車が二重橋を渡り、検問もフリーパス。皇居内を走り、奥まった位置にある「御所」に到着すると、両陛下が玄関まで出迎えられた。
天皇陛下とはあまり緊張することなく握手ができた。前夜に首相官邸で小渕首相、衆、参両議院会長と握手した時と変わらぬ心境で握手ができた。
ところが、美智子皇后陛下と握手する段には、緊張して、そっと手を差し出すと、皇后陛下はギュッと
力強く握って下さったことが今でも脳裏に焼き付いている。
それからの一時間は楽しかった。
両陛下の威厳の中にある賢明さが垣間見えて、さすが両陛下は凄い方だと感じ入ったものだ。
美智子皇后の自然の仕草の中に、優しさが溢れていたことも印象深い。
私が、この前に出された世界児童文学大会へのビデオによるコメントは素晴らしいものでしたねと、申し上げた時、身をよじらせながら、いえいえ恥ずかしいことを致しました。慣れないことをしたものですからと、本当に恥ずかしそうにされた。
これ以上描けば長くなりますのでやめますが、私にとっては、大きな褒美でした。
西豪州日本クラブ会長2期四年、全豪州日本クラブ会長1期2年。西豪州公認社会福祉法人、サポートネット虹の会の創設と、会長6年などのご褒美だと思っております。