皇后さまが帯状疱疹(ほうしん)になられたことを知って、とても
心配している。
ヘルペスになられたというのは、免疫力がかなり低下していると
言うことでもあるからだ。
私にとって、皇后さまは忘れがたいお方でもある。
若いころは「美智子様」という憧れでもあった。
1999年に、皇居内の御所にお招きいただき、至近距離(50センチも離れて
いないほどの)で、お話しすることができた。その時に話し合った内容は今でも
つぶさに記憶している。
御所では、玄関まで両陛下が出迎えてくださった。
宮内庁から、「きょうは、両陛下から握手をいただくことになっているが、国内では
首相でも握手をしないという決まりがあります。今日は外国からの賓客として、
握手されます」と言う説明を受けていた。(当時、私は全豪(オールオーストラリア・
ジャパンクラブ)日本クラブの会長だった)
陛下とは、平気で握手をすることができたが、美智子皇后さまの場合は、力を
入れずに、そっと出した私の手を、皇后さまは力強く握りしめてくださった。
その時の、感触を今も忘れられない。
私とは同年であり、誕生日もわずかしか違わない。
激務の中で免疫力の低下もあるだろうなと、とても心配である。
これまでに、何度も書いてきたが、両陛下とも本当に激務なのだ。
国民の皆さんに、もっと知ってほしいと願ってきたが・・。
宮内庁によると、14日夕方、上腹部に発疹があり、専門医による
診察の結果、帯状疱疹と診断された。
16日の新任外国大使夫妻とのお茶などの公務は予定通り行った。