中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

イスラエルがコロナワクチンの世界モデルになる日が近い

 良いも悪いも、イスラエルは、やはり並みの国ではない。

世界中をさまよい、漂っていたユダヤ人が建国した国であり、

いずれの日にか世界を制覇するということを信じている人も

少なくない。あの小さな国が、実はアメリカ政府を左右していると

考えている人は少なくない。トランプ大統領の場合は、娘婿に

ユダヤ教信者を選び、娘もユダヤ教に改宗した。 しかも、どの

国も二の足を踏んでいた大使館の移転をあっさりと決めてしまった。

アメリカとイスラエルの関係は並のものではないということは、この

一事をみても明らかなことは言うまでもない。

 あの小さな国が、核弾頭を持っていることはご存じだろう。しかも、

早い時期から核弾頭を所持している。ミサイルも持っている。

イランが核武装を急ぎたいのは、歴史的な宿敵であるからだ。だから

こそ、アメリカはイランの核兵器には断固として反対している。

 まあ・・そんなことはさておいて・・・・イスラエル。がコロナ

ワクチンの世界的なモデル国となる日が近い

 イスラエルが、世界最速のペースで、新型コロナウイルスワクチンの

接種に突き進んでいる。昨年12月20日に3週間の間隔で2回必要とされる

米製薬大手ファイザー製のワクチン接種を開始。

約3週間で国民の約2割が1回目の接種を終え、今月10日には2回目の

接種が始まった。旗振り役は「パンデミック(世界的大流行)を克服

する最初の国になる」と強調するネタニヤフ首相。

 人口約900万人のイスラエルは、医療従事者や介護従事者、高齢者、

感染すると重症化するリスクのある基礎疾患を持つ人たちへのワク

チン接種を積極的に展開。すでに約200万人が1回目の接種を終えた。

英オックスフォード大によると、100人当たりの摂取数は19・55で、

先にワクチン接種を始めた英国1・94、米国2・02の約10倍だ。

 背景にはいくつかの理由がある。ロイター通信はその一つとして、

早期にワクチンを入手するため、製薬会社と高値で契約を結んだことを

挙げた。政府は支払額を明らかにしていないが、当局筋は1本当たり

約30ドルとし、他国の2倍に当たる額で購入しているという。

さらにハイテク化された流通網があるイスラエルは、他国のモデル

ケースになると製薬会社に申し出て、情報の迅速な提供も約束したと

されている。

 また、汚職疑惑の裁判が進行中のネタニヤフ氏にとって、パンデ

ミックからの早期脱出は自身の政治的な生き残りと直結する問題でも

ある。ネタニヤフ氏は3月23日投開票の総選挙をにらみ、ワクチン

接種の開始を2度も前倒しし、さらに当初計画の1日6万人の接種を

2・5倍増の15万人へと大幅に拡大した。これに伴い、ワクチンの

在庫不足問題が生じると、自ら製薬会社に掛け合うトップセールス

仕掛けるなど、ワクチンの早期納入に躍起となっている。

 ネタニヤフ氏は9日夜、国民に先駆けて、2回目の接種を受ける姿を

公開した。「友人であるファイザー社のブーラ最高経営責任者

(CEO)と17回目の会話で、イスラエルへの膨大な量の追加出荷に

ついて合意した」と述べ、個人的なパイプを生かして強力に働き

かけたからこそ、ワクチンを国内に供給できていると強調。

「遅くとも3月末までの2カ月以内に16歳以上の国民全員へのワク

チン接種が可能になる」と政治力をアピールしている。

 全国民に2回目の接種をおえると、あとはワクチンがどれほどの

効果をもたらしたかが測られるだろう。世界的なワクチンモデルに

なる日が近いと思っている。 イスラエルならではの、大胆な試みで

もある。