中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

英国型、南ア型,ブラジル型の変異株の特徴とは?

(最後に大切なことを書きましたのでお読みくださいね)

 新型コロナウイルスの変異株が大きな問題となって

クローズアップされてきている。 以前から変異種に

ついては関心が高かったのですが、英国型のように顕著な

感染拡大がおこるといったいどうなっているのかが気になります。

 コロナウイルスの写真をみると突起がたくさんあることに気が

つきますよね。あの突起部分をスパイクというのですが、スパイク

のタンパク質に変化が起こることを変異と言います。

 英国型では23個、南ア型では29個、昨日日本で発表されたブラジル

から持ち込まれたものは12のタンパク質変化がみられるということ

です。 どうして変異が起こるのか?? ウイルスが人間の体内に

入って分裂を繰り返すときに、いわゆる転移ミスというのが起こり

ますが(これは以前にも書きましたよね)転移ミスだけではなく、体内

にある中和抗体からウイルスが生き延びるためにも変異を起こすらしい。

言い換えると、ウイルスは自分が生き延びるための手段として遺伝子を

変化させているということですが、新型コロナウイルスの場合は、

ほかのウイルスよりも進歩しているのか狡いのか、生き延びる術が強力

としか言いようがないでしょう。

 英国型の場合はワクチンの効果にも変化はないとファイザーが言って

いますが、それが実験上のことであって確かなことはわからないとも

いっていますね。 南ア型の場合は、ちょっと厄介で、ワクチンを作る

際に、「この部分のタンパク質を抑えておけば」と考えられてきた

部分に変異が起こっているので、ワクチンが効くかどうか疑問がある

ようです。 昨日、ブラジルから持ち込まれたと思われる変異株が

公表されましたが、これは新種の変異株かどうかは疑問です。

ブラジルは爆発的な感染拡大をした国としてご存じだと思いますが、最近

再び感染拡大が起こっているようですが、きのう日本で発表されたもの

は、以前からブラジルで広く拡大していた変異株ではないかとも言われて

います。 すでに世界には何百、何千という変異株ができているでしょう

が、変異株が必ず悪いとは限りません。 おそらく一部の「変異株」が、

「悪役タイプ」なのでしょう。悪役度によって違いがあるでしょうが、

あるシュミレーションによると、とんでもない感染拡大を引き起こす

ようです。 イギリスが、すでに14日間も一日5万人以上の感染者をだし、

毎日1千人以上の死亡者を出しているというのも「英国型」の恐ろしさを

表していでるのかもしれません。 ウイルスが強力になったというよりも、

新しいタイプのウイルスは感染を起こしやすいということなのでしょう。

 最近の日本の著しい感染拡大は、新株によると考えて間違いないでしょ

う。年末年始の人の移動で九州などで感染多くなっているように思われま

すが、街ではなく、山間部の辺ぴなところで多くの感染者が出ていると

いうことは、東京などから「持ち帰った」可能性が大きいのではないで

しょうか。いつの間にか「運び屋にされた人」がいたのでしょう。

 日本で新種の変異株を見つけたと報道されましたがその変異種が、

いったいどのようなものかまでは解析されていません。

英国は世界トップと言われるゲノム解析力がありますが、日本の場合は

世界規模ではかなり遅れているといわれております。日本国内のゲノム

解析できる機関が協力してやらないと、現在のように2週間もかかっている

状態では、新型コロナウイルスのスピードに追い付かないでしょう。

 科学には金を使わない政府ですが、科学をもっと重視しないと経済も

落ち込んでしまうのではないでしょうか。

 3月から、やっと無料のPCR検査ができるようになるらしいですが、実際

には3月といっても、4月、5月になるのでは?と思ってしまうのが日本の

現実です。 水際対策も、「ビジネス免除」という方法で、ビジネスで

入国する人に対してはフリーパスなのです。 さすがに、自民党内でも

この際には「ビジネス免除」特権をなくし、すべての入国者を検査すべき

という意見に集約されているそうですが、菅首相の「強い要望」で特権が

残されたままというのが実情です。 一日も早く、明日にでもビジネス

特権をなくすべきだと、思っています、どうなることでしょうか?