中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米の大統領選を考える 女性大統領誕生への道なるか?

 4年前にトランプ氏が大統領に当選したというニュースに

接した時、まさか・・嘘でしょう!!と、思ったものでしたが、

あれからもうすぐ4年にもなるのですね。

 トランプ氏の場合は、彼のそれまでの人生の中で、多くの

怪しげな事業を行ってきたかは、候補になるずっと以前から

よく知られていたことだっただけに、まさか選ばれるとは想像

も出来ないことでした。 

彼に投票した人たちが求めていることは、なんといっても経済的な

ものだったのでしょう。高邁な理想を追うよりも、経済刺激に夢を

求めていたのだと思われます。 トランプの政治の成果としてでは

ありませんが、アメリカの株価は上昇しました。 安倍政治の成功

でもないのに株価が上がったのと同じ時代の流れでした。

 そこに、降って湧いたかのような新型コロナウイルスの登場でした。

経済の下降を恐れるトランプ氏は、対策を間違えてしまったために、

火に油を注ぐように感染拡大させてしまった。 アメリカでの死者は

20万人を軽く超えっるでしょう。 経済への打撃は大きく、コロナ禍が

終わっても5年以上は回復できないほどです。

 だからと言って、民主党のバイデン候補が勝つとは限りません。

そこが難しいところです。なにしろバイデン氏は高齢すぎます。もし

当選すると最高齢での大統領就任ということになる。 トランプ氏の

再選とバイデン氏の当選の確率は半々だと私は思っています。

もし、バイデン氏が選ばれたとすると、任期の3年半辺りで大統領を

辞め、副大統領のハリス氏を大統領にするのでしょう。あまり例のない

やりかたですが違法ではありません。 その場合は、ハリス氏は現役

大統領として「再選」に臨めるので有利だともいえるからです。

 だから、今度の大統領選は、トランプ氏対バイデン氏というよりも、

トランプ氏対ハリス氏と言っていいかも知れません。 しかし、有権者

米国で最初となる女性大統領を望んでいるかどうかは全く予測不可能です。

ガラスの天井と言われ、クリントン夫人もアメリカ最初の女性大統領には

なれませんでした。 ハリス氏がガラスの天井をブッ飛ばして、大統領への

道を作れるかどうかが・・・あと3か月に迫った大統領選の見どころです。

日本にとって、どちらがいいのか未知数です。 今後の中国と米国の関係

を考える時、不透明な部分が多すぎます。 不透明な部分が多いことが、

強気のトランプ氏に有利に展開して、予想外の再選もありうるのです。

アメリカの場合、それに宗教まで絡むでしょうから・・。

 しかし、民主主義というものが危なくなっているだけでなく、資本主義の

限界もみえているような感じさえします。 それを読み取った中国が米国の

弱点を突くかのような、独自の経済を展開してくる可能性もあります。

なにが起こるのか、たぶん・・・世界の専門家達も読めないでしょう。

米国が本当に強い国なのか? 中国が、4千年の歴史の重みを活用した

新時代を形成してくるのか・・。 新しい時代は、コロナ禍が収束したあとに

やってくるのでしょう。 日本では、芯のしっかりした、先を見据えて行動

できる指導者が求められます。 それはだれなのでしょか?いるのか、

いないのかさえ分かりません。