この問題をどう考えるかは、人それぞれだろうし、世代に
よっても違うかもしれない。 私は単純に次のように考えている。
金正恩氏の妹であり、事実上の第２位の立場にあるの金与正さん
（党第１副部長）が、兄に代わってやってのけた・・・ということだ。
なにをやったのか？？？ トランプ大統領と首脳会談を２度行ない
ながら、なにも得ていないだけでなくトランプにしてやられた感すらある。
そのトランプ氏が新型コロナウイルス対策を誤り、アメリカと言う国にも
トランプ氏にも頼れないことを自覚したのだろう。
トランプの手先だったような韓国の文大統領にも腹立たしい思いがあった
ようだ。 トランプ氏と文氏との、過去の交流そのものを・・すべて消し去って
しまいたい！！という願望が、二人との共通の接点でもあった南北共同連絡
事務所というものを消し去ることで「なかったことに」してしまおうとしたのだろう。
今後はどこに頼るのか・・・それは言うまでもなく・・中国だろう。
北朝鮮の歴史をよく知っている人ならば、北朝鮮が朝鮮半島の中で最も優れた
民族だという自負心があることを知っているだろう。 もともと朝鮮半島は同一
民族ではないのだ。 そういう意味では現在の北朝鮮は共産党の一党支配と
いうのは見せかけだけで、「朝鮮王朝」そのものなのだ。中国を宗主国として
長い歴史をもつ朝鮮王朝だと思えば・・割合簡単に呑み込めるだろう。
妹が王朝の実権を掌握する日は遠くないだろうが、兄を立てながら・・今後も
厳しい姿勢を貫くのではないか・・と思っている。 なにをしでかすか・・そこが
読めないが・・・・。 かなり思い切ったことをやりかねない。 油断はできないが、
母親が在日朝鮮人だけに、日本を憎いと思っているか思っていないのか？？
そこが関心のある部分なのだが・・。 兄よりも決断力も行動力もある人だと
思っている。 深読みしないで・・朝鮮王朝の２番目の権力者がどう出るか？？
だけ関心をもって観ている。
