中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日韓関係・・・最悪の状態に

  戦時中に日本企業に強制労働させられたとする、いわゆる徴用工を巡る
韓国最高裁の判決を受け、原告側の支援団体が東京の新日鉄住金本社を
訪れて賠償命令に応じるよう求めました。
  日本側は、すでに国家間で解決済みだとしている問題をこのような形で
問題を複雑化した韓国政府に大きな不満を持っているようだ。
  私は15年ほど前に豪州のJA・NEWS新聞に日韓問題を書いたことがある。
 その文章の中で書いた歴史的な日朝関係が、 昨日(11月11日)放送された
大河ドラマ西郷どん」の中で、描かれていた。
  明治政府が樹立した時、日本から朝鮮に使節を遣わせたのだが、朝鮮は
それを認めず、日本は野蛮な国であって政府なんか作れるはずがないと日本を
無視し、長い間に亘って日本を無視してきたという経緯があった。 このことが
後の朝鮮半島侵略、植民地化へと発展していったのだった。
  私が新聞に連載していた頃、日本では「冬のソナタ」に始まる韓国ドラマに
酔いしれる人が増えて韓国びいきの人が急増していた頃だった。
  私は日韓関係や日朝関係の悪化を願っているわけではない。とても冷静に
国家間の関係を見つめているに過ぎない。 しかし、北朝鮮のミサイル問題痔や
韓国の文大統領の姿勢などから日韓や日朝関係に疑念を抱いてきた。
 当時、このブログに書いたものは検索していただければお分かりのように、文
大統領の進む方向は、朝鮮半島の一体化であり、そのためにはいまだに解決
していない北朝鮮と日本との国交回復・・すなわち・・北朝鮮に対する膨大な
戦争賠償金問題の解決にむけて、韓国の文大統領が加担するのではと思って
きた。 今回、韓国最高裁の判決から、もはや日韓問題と言うよりも、日本と朝鮮
半島との根本的な解決なくして日韓関係も正常化しないのではないかと言う懸念
を持っている、
 新聞もTVもここまではっきり言えないだろうが、日韓関係はドツボにはまってきた。
金大中・元大統領の発案から韓国ドラマの制作が本格化し、上辺では日韓関係も
民間外交で誤魔化してきたが、底辺では・・韓国が「先輩国」であり、日本は後進国
であり、朝鮮半島を植民地化した罪は千年経っても許さないという姿勢がはっきりと
伺える。 こういう背景を持った朝鮮半島(韓国と北朝鮮とは分離させられたのも、
日本のせいなのだという恨みつらみもある)と、今後、どのように付き合っていくのか、
政府だけでなく、国民すべてにも刃が突きつけられているようだ。
 いずれにせよ・・韓国と北朝鮮は一体化するだろう。だからこそ・・トランプ氏と金正
恩氏との首脳対談に日本は反対してきたのだったが・・金正恩氏の政治力が上回っ
たとしか思えない。 今回の徴用工問題は複雑な背景があり、難しい。
慰安婦問題といい、徴用工問題と言い・・千年の恨みという民謡を持つ国との付き合い
方はとても難しいのだ。