ときどきがん患者のことを書きますが、この一年間・・私の周辺で
亡くなった人は、コロナの患者ではなくがん患者さんたちでした。
ですから、世の中の人々が新型コロナに心まで奪われていることが
辛いです。 新型コロナウイルスは、少なくとも秋までは大暴れしません。
変異するたびに弱毒性になっていくと思われるからです。 秋になって
南半球から(怖いのは、秋口(南半球では春]の頃に持ち込まれるウイ
ルスですが・・。 それはさておき・・・日本人の二人に一人が罹患すると
いわれるがんに・・もっと目を向けましょうね。
2018年にがんで死亡した人は373,584人(男性218,625人、女性154,959人)
でした。2019年の統計はまだ出ていません。
2017年に新たに診断されたがん(全国がん登録)は977,393例(男性558,869例、
女性418,510例)です。登録漏れもあるでしょうから、約100万人だと思います。
毎年約100万人の人ががんを告知され、毎年約38万人の人たちががんでなく
なっています。 今、コロナのためにがん患者の治療が起これているのは大問題
ですが・・これに目を向けて政治的に救済しようとする政治家がいません。コロナ
を大声で叫んでいれば、自分の得票につながりますが、がん患者に目を向けよう
などと言ってくれる政治家はいませんね。
WHO)の外部研究組織である国際がん研究機関の( IARC)は、世界185ヵ国に
おけるがんの発症や死亡に関する統計を行っていますが、この統計によれば、
世界で2018年に新たにがんに罹患した人は1,810万人、がんにより死亡した人は
960万人と推計されており、2002年や2008年、そして2012年の推計よりも大きく
増加してきています。 このような現実にも目を向けてくださいね。