中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

長い記事・史上最強のウイルス・耐えて次に備えよう!

  いろんな人と話し合っていて(電話で・・)感じることがあります。

私は「新型コロナウイルスは史上最強のウイルスだと思っている」と

いうと、大抵は・・史上最強のウイルスはスペイン風邪ではないの?と

いいます。 もちろん史上最強などと言う言葉を使うと誤解をうけて、

猛反撃されるでしょうが… 死亡者数、致死率、感染者数などから考え

ると・・史上最強ウイルスは新型コロナウイルスではない・・とも言えます

から。 そこを敢えて・・最強といいたいのは、新型コロナのずる賢い点

なのです。 今回の新型の舞台登場の際には多くの学者、専門家がすっかり

騙されてしまいました。 これまで感染症を学び、研究してきた人たちを新型は

見事なまでに騙して世界中の人類に脅威を与えています。 ウイルスには人間を

超える「知恵」があるのかと思えるほどに「進化」したウイルスのようです。

わずか17年前の2003年に華々しく登場したSARSウイルスは、その致死率の

高さで学者、専門家たちを驚かせました。1987年12月に秘かに登場した「鳥

インフルエンザH5N1」の強烈さに驚いていた学者、専門家たちも、SARSの

華々しい登場に度肝を抜かれた思いだったでしょう。 H5N1の変異種が登場

するかも知れないという思いの中でのSARSの登場でした。

 新型コロナウイルスが出始めたとき、専門家たちの多くが・・SARSと比較して

しまったのも、致し方ないかも知れなせん。 中国でも、これは普通じゃないぞ・・と

一部の医師が気が付いて発信したにもかかわらず・・当局から始末書を書かされた

といういきさつも・・・当局・・・という担当部署は、やはりSARSと比較して・・大した

ウイルスではない・・と判断していたのでしょう。 たぶん・・新型コロナウイルスが、

アメリカで最初に発生していても・・ドイツであっても、フランスであっても・・日本で

あっても・・SARSと比較して「大したウイルスではない」と思って、対応が遅れた

かも知れません。言い換えるならば、世界の専門家をだます能力を持ったウイルス

だと言えるのではないでしょうか。  アメリカ政府は、中国の最初の対応が悪かった

から、こういうことになったと批判しています。それに対して中国は、中国が悪戦苦闘

して時間稼ぎをしてやったのに、アメリカはその時間を有効に使えなかったのだと

反撃しています。  私の記録をみると、2月25日のアメリカの感染者数は累計で

17人です。同じ日に中国では累計で7万7千685人となっています。 今日現在

で見ますと、アメリカの累計は、50万1千609人であり、中国の累計は8万2千人

です。アメリカはすでに23万6百8人の死者が出ています。(中国は3340)。

数字がどこまで正確かは別として、アメリカが、あっという間に世界一の感染国に

なり、死者も世界一になっていることは疑いようもありません。

 どうしてこんなことになったのでしょうか? 中国が悪戦苦闘しているのを、日本も

アメリカも、イタリアもスペインも、フランスもドイツも・・みんな知っているはずなのです。

それでも・・・ウイルスを防ぐことができなかった。  このウイルスは致死率なんかに

こだわって判断している専門家をすっかり騙してしまったからです。 私は2月の

初めごろにも書いたと思いますが・・・致死率という言葉が大嫌いです。医師は直ぐに

致死率という言葉を持ち出して患者に話します。このがんの場合の・・という具合に。

医者の人間としても弱みのように私は感じています。人間一人一人のことなのに・・

致死率で話されても患者の耳には届きません。 新型ウイルスは大したもんじゃないと、

決めつけた専門家や学者たちはSARSと比較してなんと致死率が低いのか・・恐れる

相手じゃない・・・と思い込んだのでしょう。 日本の場合もそうでした。 だから、クルーズ

船の時に・・厚労省は、最前線の指揮官に、感染症対策が全く分からない素人を任命

したのです。 そのとき・・私はブログにこう書きました。 日露戦争の時に、すでに引退

生活をしていた乃木将軍を最前線の司令官に任命し、その乃木大将があまりにも稚拙

な攻撃をやって多数の将兵を失った(司馬遼太郎著「坂の上の雲」をお読みになると

分かるかと思いますが・・いろんな著書が出ています) 乃木大将の場合と、クルーズ

船ダイヤモンド・プリンセスの最前線指揮官と全く同じだ!!と書いたのですが・・・

比較が時代離れしていて・・若い人たちにはピンとこなかったかもしれません。

 何事も指揮官がしっかりしていればうまく行きます。だから優秀な人材よりも

有能な人材が欲しいのです。 東大を出ていても「東大村」といわれる人たちも

福島原発では何の役にも立ちませんでした。優秀と有能は違うのです。

一番欲しいのは優秀で有能な人材なのですが・・。  新型コロナウイルス

戦っても勝てる見込みはありません。 たとえワクチンができたとしても、絶対

ではありません。また姿を変え・・別の能力を持って登場することでしょう。

次はひっそり登場するのか、華々しく登場するのか、まったく分かりませんが、

いったん姿を隠しても、かならず・・またやってきます。そのときに・・あなたが

どこまで耐えられるか・・また・・試されるでしょう。 22日に堤寛先生が出版

される本があります私も楽しみにしています。22日に改めてご紹介しましょう。

最後までお読みくださってありがとうございます。 最強ウイルスに捕まらない

ように・・お過ごしください。 新型コロナウイルスが悪賢い・・ことばかり書いて、

どういう風に悪賢いのかを書かずに終わってしまいました。もう皆様がご存じだ

と思っていますが・・。 感染しても、元気なうちに他人に写す能力、症状を出さない

感染者でも他人に写す能力は強い・・すでに・・ヨーロッパとアメリカでは「変異種」

が主体となっています。 変異種は、より強力になっているはずです。

日本でも、ヨーロッパ、アメリカから帰国する人たちが持ち込んで、くるのは変異種

でしょう。 念のために・いま問題がクローズアップされているのは人工呼吸器のこと

ですが、本当はそれだけではなくいのです。肺機能が確かに一番やられのですが

、心臓や肝臓、腎臓などいろいろな臓器が影響を受ける。血栓もできやすいというから、

私のように肺塞栓症の人は一発に死んでしまいますね。新型コロナ感染症は多臓器

不全を起こすということを忘れないようにしましょう。