新型コロナウイルス対策を率いるファウチ博士は11日に、議会下院の
監視・政府改革委員会で証言しています。そのなかで、ファウチ博士は
新型コロナウイルスの致死率について、中国を含めたデータはおよそ3%で
あるものの、ウイルスに感染していても症状が出ない人もいることから、
実際には感染者はさらに多いとして、致死率はおよそ1%と分析している
ことを明らかにしました。そのうえで「インフルエンザの致死率は0.1%であり、
新型コロナウイルスの致死率は、インフルエンザの10倍だろうと述べています。
今日、日本では愛知県と北海道でそれぞれ「新型」による死者が出ました。
今日、愛知県の感染者数は104名だから・・この計算では致死率は高くなる。
北海道では感染者が118人だったが死亡者が4人目となったので致死率は高い。
ところが、高齢者が多かったはずのクルーズ船の場合は、697人の感染者に
対して、これまでのところ死亡したのは7名であって、致死率は約1%と言える。
クルーズ船の場合は検査の対象者が絞られていて、早目の発見だったからでは
ないか・・・とも思える。 しかし、いわゆる・・国内の場合は、対象者の絞り込みが
ない。 症状を訴えても検査もしてもらえない…という状況の中で、悪化してから
感染が判明する場合が多い。 そうなると、当然のことだが・・致死率は高くなって
来るというものだ。
あとはみなさんに計算をお任せしよう。昨日現在の各国の感染者数と死亡者数
を書いておこう。
日本国内(クルーズ船除く) 1330人 死亡者 17人
中国 感染者数 80778人 3158人
韓国 7755人 63人
イタリア 12462人 827人
イラン 9000人 345人
アメリカ 675人 25人
スペイン 1639人 36人