中国の新型コロナウイルス感染者約5万6千人をWHOと
中国政府が調査した報告が出された。
感染者の約8割が30歳から69歳で、19歳未満はわずか
2・4%だった。 その一方で80歳以上の感染者の死亡割合を
示す致死率が21・9%と、年齢とともに重症化のリスクが高くなる
傾向がある。
感染者の典型的な症状は、
発熱(87・9%)
痰(たん)の絡まない空ぜき(67・7%)など.
風邪やインフルエンザと似通っているとする。多くの感染者は軽症だったが、
呼吸困難などの重症者(多臓器不全などの重篤者含む)が19・9%おり、
インフルエンザの重症化率1%未満を大きく上回っている。
致死率は3・8%。
しかし、1月1日から同10日に発症した人の致死率が17・3%だったが、
医療体制の強化に伴い、2月1日以降は0・7%に抑えられた。
一方、基礎疾患がない人の致死率が1・4%だったのに対し、心血管疾患の
人は13・2%、糖尿病は9・2%、慢性呼吸器疾患は8・0%など、持病がある
人の致死率は相対的に高い。