中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

かかりつけ医の役割とは?

  最近のわたしは「かかりつけ医」以外には定期的に医者に

かかっていない。身体のあっちこっちに問題を抱えてはいるが

医者に言ってみたから解決できるとはとても思えないからです。

そこでかかりつけ医に行って薬だけをもらってくる。2か月に

1度は妻に薬だけをもらってきてもらう。 面談をしなきゃいけ

ないのだろうが、医者に会ってみても適切な問診もないので、

毎回のように適当に返事して終わりである。医師には私から

提案している。「先生、患者に面接した最初に、今どこが辛いと

思っていますか?」と質問してあげた方がいいですよと。

わたしの場合、医者は喘息のことばかり聞く。全く馬鹿らしい。

喘息のコントロールには注意しているし慣れている。他にもいっ

ぱい問題を持っているのを知っているのか忘れているのか?

まったく頼りにならない。 その原因は分かっている。日本の場合

かかりつけ医制度が出来たものの「本物」ではない。便宜上にそう

しているだけでプライマリケアーを基本からちゃんと学んだ医師は

多くない。 アメリカの場合などのことは知らないが英国系の国々

の場合は「かかりつけ医」をやるためには、そういう教育を受けて

いなければできない仕組みになっている。 幅広い知識を持って

いるのこういう医師なのだ。他に専門医と言う制度がある。専門医

というのも日本にはいないのも同然なのです。 なぜかと言うと

専門医になるための教育を受けていないからです。 多くの学会

があり、その学会に何度か出席することで「専門医」がもらえる

のが日本だ。医院やクリニックなどに額に入れた専門医認定書は

そういう類のものなのです。欧米では専門医になるためには厳しく

狭い門を通らねばならない。だから専門医になれば所得が大幅に

ふえるというわけだ。日本のように医師免許さえあればどんな

診療科を掲げてもクリニック経営や医院経営ができる国なんて

とても珍しい。欧米ではありえないことなのですから、医療後進

国と言われても仕方がない。 私のかかりつけ医は「呼吸器専門」

の認定と「循環器専門」の認定を持っている。だから正式な意味

でのかかりつけ医は出来ないというわけだ。日本では医師免許さえ

持てば楽なものなのだ。 椅子に座る、パルスオキシメーターに

右手の指を突っ込んだままで左腕から血圧測定をする。血圧なんて

100%心配ないが「これも仕事なんで」と言いつつやる。胸と

背中に聴診器を当てて音を聞く。この医師の場合、耳が悪いので

微妙な変化が聞こえているのかどうかわからないが、聴診器をあてる

までもなく、自分で気管支の調子は把握している。しかし、こういう

ながれでやらないと医師は儲からない。 歯医者が患者のために1時間

たっぷり懸命に作業をやっていることをおもうと楽なものである。

内科医の場合、わたしの身体から痛みが消えるわけでもなく辛さがなく

なるわけでもない。一番大事なことは自己管理なのだと分かっている。

だからこそ歯医者さんはありがたいと思っている。痛さを取ってくれる

からだ。名医と言われる整形外科の医師から「あなたには何もしてあげ

られない」と言われている。身体の痛みは耐えるしかない。かかりつけ

医は痛いですか・・とも聞かない。