中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

博士って・あのマンガのこと?

 昨日きた孫の話の続きだけど、本人は博士号を授与されて
 周囲に自慢したくなったらしい。
 それで、「博士号を取ったんだ」と言うと、博士号ってなに??って
 聞かれたらしく、説明していると、あのマンガの博士??なんて
 話がかみ合わない人が何人もいて、がっかりしtらしい。
 
 そうだよね、日本では研究機関でもないかぎり、あまり博士号が
 どうのこうとと言うことが少ないもんね。
 外国だと、学士号や修士号でもしっかり個人ファイルに記載してある。
 それは、直接仕事と関係があるからだともいえる。
 とにかく欧米諸国ではスペシャリストの世界だから、どういうことを
 専門に学んできたかを主張しなきゃならない。
 日本では、学士、修士の内容などに全く関係なく、入社後はいろんな
 セクションに回していく。
 スペシャリストではなくゼネラリストを作り上げるのが日本の社会でも
 あった。 最近は外資系も増えて、この傾向にも変化はあるけれど。
  ともかく、博士号ってなんだ・・ってことを書いておこう。
 大学4年を卒業し、大学院修士課程に2年間学び、博士課程に
 進んで3年間学んだあと、自らの研究を論文にまとめて提出し、
 審査で合格すると与えられる称号。審査には複数の教授、外部の
 人を交えた審査もある。
 博士課程を経なくても、企業や研究機関の研究者が大学に
 論文を提出し、審査に合格すれば授与される。
ここに、一つ書き添えたいことがある。
日本の医学博士号のことである。
医院、クリニックには博士号が大きな額に入れられて飾ってある
所もある。
博士号は飾ってないが、「・・・専門認定医」というのを何枚か
掲げられているところもある。
「…専門医」と言うのは、日本の場合は・・学会が出しているもので、
権威もないし、本当の専門医とは言いずらい。その上に、彼らの
稼ぎは凄いのだ。医院やクリニックは儲かっている。

欧米の場合は、専門医になるための特別な学びの期間と、国家的
な資格試験を必要としているし、アメリカの場合などは、州によって
多少違うが、スペシャリストには、数年毎に更新テストが必要とされて
いて厳しい。だから・・もちろんのことだが、博士号も持っている。
日本では、医師免許を得て、後期研修を終える28,9歳ともなれば
大体だけれど・・120万円ぐらいの月収になる。
 医学以外の博士号では、同じ年齢になっても30万ぐらいだろうから、
医師と言うのは恵まれている…ともいえる。
私は若い医師たちに、もっとしっかり、してれよ…と言いたいのだ。