中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日韓関係を真剣に考えるには

 日韓関係が戦後に国交回復して以来、もっとも厳しくなっている。
どちらが悪いのか??? この答えは一口では言えない。
一言で言うならば「どっちも悪い」としか言いようがない。
 韓国(朝鮮半島すべて)の国民はどのような考え方を持っているかと
言う点に置いての日本の人たちはあまり知らない。 普通はあまり知ら
なくてもいいのだけれど、今回のような事態を深く考えるためには両国民の
考え方の違いを知るよりほかない。
 ところが、それを手短に説明してほしいと言われても書けるものでは
ない。 韓国には500年以上も続いてきた頑固な思想が根付いているのだ。
そういう韓国の思想が韓国をして近代化に後れをもたらした原因のひとつ
にもなっているが・・当の韓国人もそれを自覚している人はあまりいないの
ではないかと思う。
 比較的読みやすく、面白く分かり易く書かれているのは司馬遼太郎さん
の「街道をゆく」シリーズだろうと思う。 その中の、(2)「韓のくに紀行」
(28)「耽羅紀行」 (24)「近江散歩 奈良散歩」 などを丁寧にすべて
読み通すことだと思う。 ついでに言えば、(5)モンゴル紀行」 (19)
「中国・江南のみち」(20)「中国・蜀と雲南のみち」 (25)「中国・閩のみち」
なども一緒に読めば、すっかり理解できるのではないでしょうか。
 私は若いころにすべて読んでいたのですが、今回・・3度め・・もう一度
丁寧にすべてを読んで、すっかり理解が出来たと思っています。
  まあ・・なにごとも、上辺だけで判断せず、掘り下げて考えなくては
分からないものです。 司馬さんは、幅広い視点で書かれているので、安心
して読み進めます。 7冊全部を中古で買えばタダ同然です。 本と言うも
のは安いですね。 司馬さんは街道をゆくシリーズの中でも、上記に紹介
したものは、多分・・10ページを書くのに10冊以上の本を読んでから書いた
のではないかと思うほど・・気合が入っています。 この本の内容も読まずに
日韓問題、日中問題を云々するのはどうかと思えるほどです。