中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

わたしを守ってくれる「なにか」がいる

 宗教と言うものは、人を救うことも多いが、時として戦争を起こすこともあり、
世界中の宗教には問題点も少なくない。
 例えばキリスト教の場合は、かつて「天動説」と「地動説」で揺れ動いた。
カソリックもやっと天動説を認めるまでに多くの犠牲者まで出した。
 いまでも、聖書を絶対視する宗派では進化論さえ認めない。アダムの肋骨
からイヴが誕生したという聖書の文言がそのまま信じられている。
 さまざまな宗教で、自然を認めない部分が多いのが現実だ。 あっさりと
「昔は自然科学が発達していなかったから、間違いもある」と認めれば済む
ことなのだけど、それが許されないらしい。
 仏教でも大きな間違いが数多くある。たとえばだが、女性は修行しても仏に
なれないとする「女人五障(にょにんごしょう)」である。女性は親、夫、子に従う
べきだとする「三従(さんしょう)」の教えのほか、女性は男性に生まれ変わって
成仏できる「変成男子(へんじょうなんし)」思想を紹介するもので、現代の目線
で見ると差別的な内容が、今も改められないままなのだ。
古代インド社会の女性差別観が仏教に流入したものだというが、聖書の場合と
同じで書き換えられることはない。
 宗教には、そのような間違った部分も数多いということを理解した上で、信じ
たい人は信じれば良いとおもう。
 私は無神論者でもないが、どの神が良いのかもしらない。しかし、私を守って
くださる「なにか」が絶対にいるようだとは思っている。守られている気がする
からである。