中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

出会いは神様の配慮に思える

 ここ4日間、毎日出かけていて少々しんどくなっている。
妻がマクドのソフトクリームを食べたいね・・・ということで、
じゃあ、そうしよう・・と駅前のマクドへ行った。
隣に座っている方が店のチラシを使って折り紙を折っている。
とてもゆっくりだが、とても丁寧に折っている。なにを折っている
のですが?と、おもわず問いかけてみたが、にっこり微笑みが
返って来るだけ。 それでも、その手つきから何かの障害を持って
いることはあきらかなのだが、彼の雰囲気がとてもよいので、
迷惑かなと思いつつも、紙を折っている手つきをじっと見ていた。
 妻が買い物(配達以来の時間が迫っているからと)に立ちあがった
が、彼が「バラを折っているのです。丁寧に折り目をつけておいてから、
作ります」ということで、私は残って彼と話をすることにした。
 想像していたとおり、やはり脳梗塞を患い右半身と言語を失ったが
今こうして話せるよいうになりました・・と。
 わたしの従姉妹の亭主が今年2月に脳梗塞になり左半身不随と
言語を失っている。 次の月曜日に見舞いに行く予定をしているが、
彼の家族は言語を失ったかれと今後どう対応してよいのか・・と、おもい
悩んでいる。  私は「春楡の木陰で」多田富雄著(集英社文庫)を読んで
いたので、言語が失われたからといって何もかもを失ったのではなく、
じつは本人は周囲のことをすべて把握できていた・・というように書かれて
いるから、この本を家族数だけ買って、みんなに読ませなさい・・・と、即座に
言ったのだが・・、そして読んだらしいのだが・・信じられないようなのだ。
 今日、彼(坪井さんという)出会って、いろんな話が聞けた。7年間かけて
ここまで回復している彼を、従姉妹の家族にみせてあげたいなとおもった。
 坪井さんはデザイナーだったようで、絵も描いておられたという。私は
これまで大きな美術展(日本がん楽会美術展)を第7回まで主催してきた
ことがあるので、縁を感じた。 また会ってみたくなる雰囲気の彼に是非
こんどあってくださいね・・というと名刺をくださった。
 今日は遅いので掲載できないが・・明日、写真を撮って、彼が折った「バラ」
の写真を掲載したい。 一緒に「傘」の折り紙もいただいた。 神様は今日も、
これまでも、私にたくさんの出会いをくださった。 私は、その出会いに助け
られて生きているようにも、思っている。