車いすのマークがついてる障害者用のトイレは最近では
かなりの施設に設置されている。 私は車いすを使用した
ことがないので、それらのトイレが十分な役割をはたして
いるのか、いないのか・・、を知らなかった。
今日、お見舞いに行ったときに神戸の神鋼病院の障害者用
トイレに入る患者をサポートした。 その時に初めて教えられた
のだが・・・・まったくと言ってよいほど不備だった。
どの程度の障害かという問題もあるとは思うが、脳梗塞で半身
不随の場合、トイレに入っても、その場所で車いすを回転させる
スペースがない。 彼の場合、左半身不随なので、車いすで
トイレの中に入っても、右手で掴む棒などがない。左手が使える
患者なら、左手で棒を掴み、体を回転させることもできるが、その
逆の場合を全く想定していない感じなのだ。 スペースが広ければ
車いすを回転させて、便座に座りやすい姿勢を取ることも可能だが、
そんなスペースはない。
今日はたまたま神鋼病院について書いているが、今日気がついて
あちこちの病院や施設を思い出してみると、ほとんどがこの程度の
スペースだったと思えるので、この程度のサイズのものが多いのでは
ないだろうか。
設置されてはいるが・・とても十分なものではないというのは、日本の
障害者への配慮のなさを感じてしまう。 作るときに、何を根拠にして
サイズ等を決めたのだろうか??と、今日改めて思った。補助者が
いないと、とても使えないというのは、ひどすぎる。