中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

人の心に住む闇を包み込む

 世の中には「善」の心だけで生きている人もいるのだろうが、
多くの人々の心の中には「善悪」が同居しているのではないだろうか。
多くの人間は、時折見せる自分の中の悪に気付いて驚くし、それを
静かにさせる術を知っている。
 厳しい社会を生きていれば、恨みつらみを持つことも少なくない。
中には「ぶっ殺してやりたい」というまでの殺意を抱く場合だってある
だろう。殺す計画だって立てるだろう。その殺人計画を実行に移さない
人が正常な人なのだ。 実行する人が異常者と言える。
 人々は悪と善の紙一重のところで生きている。 昔の社会では家族
や親戚筋や近隣の人たちに迷惑をかけたくないと「自制」が効いた。
しかし、現在の社会では、自制が働くだけの温かい家庭や、近隣との
コミュニケーションが少なくなっている。
 歯止めが効かない社会から、暖かく包み込む社会へ戻したいと思うが、
それがなかなか難しい。 コミュニケーション作りに協力しようとしない
人たちが増えてきたからだ。