中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

NHKが20回も植松被告に接見は、とても納得できない。

 今日から始まる相模原市の障害者施設殺傷事件の初公判が

とても注目されていたが、植松聖被告が横浜地裁の法廷内で

暴れたため、休廷した。

 この事件に関して私はNHKに物申したい。

NHKは、これまで植松被告に20回も接見している。最初の

頃は、これまでの自己主張である「生産性のない障害者は

社会の害毒だ」を繰り返していたそうだが、裁判が近づくに

つれて、悪いことをしたと思う。しかし、主張は変えないと、

態度を変えてきているという。それは当然だろう。これほどの

悪行をやっているのだから、死刑も決まったようなものだと、

本人が分かっていて、急に命が惜しくなったから、態度を変えた

に過ぎない。彼のような場合は「心の狭い異常者」ともいうべき

で、彼の信念のようなものが生涯変わらないだろう。

自分が生産性を持っているとは言えないのに、生産性のない障害者は

害毒だと思い込んでいること、そのものが「悪」である。

 世の中には「生産性がない」「生産性がなくなっている」人が

いっぱいいる。 生産性のある人たちが、それを支えていると言う

図式はこれまでの長い歴史の中にあっても同じなのだ。そうやって

社会は成り立っている。 弱者に目を向けることができない人は。

それなりに問題を持った人だと思う。 弱肉強食の動物の世界に

だって助け合いがあるのだから。 こういう流れの中にあって、

政治家のだれかが「子供を産まない人も生産性がない」なんて、

コメントしたことがあった。 自民党の大幹部の一人だった。

植松被告を裁くというよりも、この機会に社会とは、おおくの

人々が支え合って生きている場所なのだということを再認識して、

支え合うことの大事さを考えるべきだと思う。