中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

警察での取り調べの通訳が大問題

まず・・これは日本での話です
言葉が通じないと、こういうことが起こり得るのです。
豪州で、日本人の若者が大麻所持、吸引で逮捕されたときに、その二人の救出に
サポートネット虹の会として尽力したことがありましたが、その際にも逮捕された
二人が英語を話せず、その近くに通訳もおらずに困ったものでした。
西豪州のパースから1000キロ以上の離れた隣の州との州境でのことだったのでした。
アメリカなども同じですが、州が変われば法律も違ってきます。田舎だと通訳もいません。
ワーキングホリデーなどで豪州、カナダなどに行かれる若い人は気を付けましょうね。
 話を戻します。日本の警察での取り調べの通訳が誤訳したり、訳していなかったり・・と、
ひどいことをしていた実態が明らかになりました。
これはひどすぎますね。
警察での取り調べで話したことが正確に通訳されていたのか?
中国籍の 無職の王延華被告(68)は、去年2月、大阪市平野区の自宅で妻の劉鳳蘭さん(当時64)の
首を両手で絞めて殺害した罪に問われていました。
王被告は逮捕直後の取り調べで、「春節で酒を飲み過ぎて妻にののしられ、殺して黙らせようと
思った」などと供述したとされますが、裁判所が取り調べの様子を録画したDVDを鑑定したところ、
当時の通訳人による誤訳や通訳漏れが1時間ほどの中で120ヵ所以上あったことがわかりました
王被告は裁判員裁判で、「首を押さえているという認識がなかった」と無罪を主張する一方、検察側は、
取り調べでも十分な意思疎通ができ、通訳に問題はなかったとして、懲役11年を求刑していました。
24日の判決で大阪地裁は、首を絞めていた「時間」について実際は、被告が、「覚えていない」と
話しているのに、「3分ほど」と通訳されていたり、「殺すつもりはなかった」と話しているのに通訳
されていなかった弁解録取書の信用性を否定。その上で、被告の行為には、「人が死ぬ危険性が高く、
殺意があった」と認定し、王被告に懲役7年を言い渡しました