最近気になるのが「発達障害児」がクローズアップされている
ことです。そして、どうも間違った?捉え方をしているのではとも
思っています。 どうして15人に一人も発達障害が起こるのか、
考えてみたことがありますか? あまり医者でも考えない。医者は
多分・・気がついてない。 教育関係者も気づいていないかも知れない。
私は、毎年200名の生徒の親にアンケートを書いてもらっていました。
何らかの問題があって高校入試に失敗した生徒ばかりでしたから、毎年
200名の内の90%は発達障害と関連があると思っていたからです。
もう、30年も前のことで当時は大学の教育学部でもまだ発達障害に気が
いなかったころです。神戸大学が教育学部の名称を変えたのもたぶん20年
ほど前ではなかったのではと思っています。
そういう意味で私は発達障害や学習障害については先見せいがあったと
自認しています。 親たちへのアンケートは、出産時に関わることでした。
その結果は、実に驚くべき数字だったのです。予想が当たったと感じた。
鉗子分娩、出産時にへその緒が首に巻きつき仮死状態を中心に調べた
ものでした。 今日は、その話を抜きにして次に進みます。これが重要
です。 こどもを可愛がるのはよいことなのですが、間違った可愛がり
方をしている人たちを多く見受けられます。 高い高いバーをしている
程度なら良いのですが、
3歳児までの子供の足を持ち、父親が子供を振り回している風景をよく
みます。子供の頭が下向きになっています。子供はわーわーと、喜んで
いますから父親は調子に乗って振りまわすのです。 ブランコでも、
少しだけ押してやるのはいいのですが、3歳程度の子供を思い切り押して
素早い上下運動をさせているのをみると、冷や~~とします。とくに
子供の頭を下にして振り回すのが最もよくない。 このようなことが、
15人に一人もの発達障害児を生み出す結果になっている可能性があります。
妊娠時の母親が飲んでいた薬も関係しているかもしれません。理由は
いろいろと考えらるのですが、出産時と3歳までの子育ても注意すべきで
しょう。3歳児までの子供の頭の中は、まだまだ出来上がってはおりません。
しかし、発達障害に関しては、子育てが最も大きな要因かとお考えます。
発達障害の子供は、特出した才能を持っている可能性があります。両親や
教師がそれを見つけることが出来れば、素晴らしい社会人になって役立つ
こと請け合いです。それを見つけ出すのが、親であり、教育者だとおもう
のです。