中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

師弟同時昇級ならず、やはりプレッシャーか

  大阪市関西将棋会館で5日行われた第77期名人戦順位戦C級1組10回戦で、
最年少棋士藤井聡太七段(16)は近藤誠也五段(22)に136手で敗れて、デビュー
以来の順位戦の連勝記録は中原誠十六世名人と並ぶ最多タイの18でストップした。
  手合いの結果が1時を過ぎても分からず、ここまでもつれるというのは藤井七段に
不利なのだなと思っていたら・・やはりそうだった。
 藤井は8勝1敗(抜け番あり)となり、B級2組への自力昇級もなくなった。 師匠の
杉本昌隆七段(50)も船江恒平六段(31)に89手で敗れて8勝1敗に後退し、師弟
そろってのB級2組昇級の行方は3月5日の最終11回戦に持ち越された。
 10回戦の結果、4人が8勝1敗で並んでいる。
B級2組へは2人昇級できるが、同星の場合は前期の成績に基づく順位の上位者が
優先されることになっている。
 同星で並んでいる4人は近藤、杉本、船江、藤井の順番のため、近藤と杉本に自力
昇級の可能性があるが、藤井七段には自力での昇級は他力本願となってしまった。
  杉本さんも藤井さんも師弟同時昇級と騒がれて大きなプレッシャーになっていたの
かもしれない。 師匠の杉本さんが一歩先に昇級と言うことになるかもしれないという
展開になってきた。
名人戦順位戦18連勝は中原十六世名人と並ぶ記録だ。私と同じ中原さんが
将棋連盟の会長時に、私が三段位(アマ)を授与されたが、もちろん親戚でも
なんでもない偶然だ。